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ホンキートンク・スーダラブルース

ゆるコラム、oF、邦ロックや歌謡曲、小説の感想。ドラクエ、JavaScript、ドラゴンボール超など。湘南あたりを転がってる石コロのゆるゆる生きてく超雑多な軌跡です。

心が雨漏りする日には / 中島らも 天才が書いた、とんでもない躁うつアル中エッセイ。笑えるし、優しいです。

昨日は妹の結婚式だった。

両親へのスピーチで、妹が「これだけは心から言えます。二人の間に生まれて本当によかったです。」と言ったとき、

俺は、そもそも「生まれてしまったことがめんどくさい..し辛い....」
と考えているので、どうしてこうも違うタイプなのだとひどく落ち込んだ。。未来も億劫だ

これが心が雨漏りするってやつですか?

 

その前日に読んでいた本が最高に面白かった。

心が雨漏りする日には / 中島らも

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オーケンのバンド小説が好きで、よく読むのだが、ロコ!思うままに の最初に

「らもさん! 書いてますよ、俺」

というメッセージが書いてある。

そこでこの人の存在を知りました。

sudara-bluse.hatenablog.com

 

中島らもさんがどんな人かはこの記事では詳しく書かないが

一言でいうと、

 

躁鬱病でアル中でロックとユーモアを持った

小説家/コラムニスト/コピーライター

 

というとんでもない人である。笑

面白いので色々調べてみてください。

 

 

本の内容、感想

やっと本題なのだが、このエッセイ、とんでもなく面白かった。

テーマが躁うつ病体験記という重いテーマのだが完全に読者を「ニヤッと」

笑わせようとしている笑

すごくサービス精神と文才に溢れた人なんだな、そして温かい人だと思った。

そりゃオーケンも惚れるわ。「らもさん、らもさん」と愛のあるレビューが溢れてる理由がわかりました。

 

本書の中でらもさんは禁酒を言い渡されるのだが、

そこでこんな金言を放っている。

ここが一番好きだ。

 

例えて言うなら車のハンドルの「遊び」のような禁酒をしている。

ハンドルの「遊び」の部分を動かしても車のコントロールに影響が出ない。

もしも「遊び」がなかったら、少し力が入っただけで車は右に左に大きく進路を変えてしまう。ものごとにはゆとりが不可欠なのだ

 

と、小粋なことを言ってちょいちょい飲んでる笑

それがどんどん量が増えていく笑 

 

 

 

話の内容はこんな感じ。

とってもイかれてて面白い!!

 

お話は学生時代に図書館司書の奥さんと結婚。

奥さんの妊娠をきっかけにサラリーマンになるところから話が始まる。

 

<印刷屋の営業マン時代>
社長が大酒飲みで接待費の大半を部下の飲み会に使う。
営業マンの仕事はクライアントに謝ることが半分くらいを占め、頭を2、3回丸めて謝り、「中島君、何もそこまでしなくても」と言わせれば勝ちだと思うようになる。
しかし、27歳で印刷会社を退職。
原因は、社長のつきあい酒にうんざりしたことや、部長が「握りっ屁」をして、被害にあった女子社員が泣き出すのを目撃して「この会社は長くないな」と思ったから。

 

<失業中のヘルハウス生活>
「中島は暇らしい」というウワサを嗅ぎつけた仲間や外国人ヒッピーが
中島の家にたまるようになり、酒、女、ドラッグ遊びの日々を送る。
彼らと毎日、睡眠薬でラリリ倒していた。
月に述べ101人の人間が泊まったこともあった。

 

<広告代理店に再就職、初めてのうつ病発症>

”正月の餅が買えない”ほど経済的に困窮し、知り合いのつてで「日広エージェンシー」に再就職することに。
想像を絶するほど仕事が暇で、社長とテレビで相撲を観たり、夏には高校野球を観たりした。
朝から日広エージェンシーに来て、高校野球を第一試合から第四試合まで全部観て帰る取引先の人間がいたりして、「この人の仕事はいったい何だろう」と思ったりした。
この暇すぎる生活は、らもにとって精神的苦痛の何物でもなかった。
入社して三カ月ほどがたって、神経が参り、うつ病を発症。
Y精神科を受診。

 

と、こんな調子で進んでいく。

 

続きは是非本で!

 

だんだんと笑えないほど深刻な状態になっていくのだがなぜか笑える。

というか苦笑いかな。

 

本書でも書いてあるが、自分に起きた体験を全てエッセイやネタにしてやろうと考える癖があるらしい。

 

病んでる人、そろそろ社会疲れた人、面白く生きたい人、

人より繊細だと思う人、気の利いた言葉が欲しい人

そんな人におすすめです!

 

他のらもさんの本も読んでみようと思います。