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ホンキートンク・スーダラブルース

ゆるコラム、oF、邦ロックや歌謡曲、小説の感想。ドラクエ、JavaScript、ドラゴンボール超など。湘南あたりを転がってる石コロのゆるゆる生きてく超雑多な軌跡です。

【おせんチ コラム】思い出のフォークギター(片道切符で上京用)

「もう、いいかな。。時効かな。」そう感じた午前2時、

最近始めたメルカリで 思い出のフォークギターを出品してみた。

 

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不安はありました。
けれども、憧れが勝りました。

 

上京して早3年、けして優しくはないこの街、試される街、「東京」
あの初夏の夜。「どうにかなるさ。。」とかまやつひろしの名曲を口ずさみ、
片道切符を握り締め、東京行きの夜汽車に飛び乗りました。

 

ホームで別れた「さよ子」とはそれ以来いちども会っていません。

出発前日、最後の夜は、友人達がカンパしてくれたお金で町の安い観光旅館に宿泊し、激しく求め合いました。

 

さよ子「ちゃんいー。どうしてもいかなくちゃダメなの?」

 

ちゃんいー「えっとオレは男だったら この砂埃にまみれた 終わりなき道をずっと一人で行かなくちゃいけない と思うんだ。 どっかに埋まってる夢を掘り当てにいくんだ。これが成長するって事だよ。」

 

今となっては青春の良き思い出です。

 

東京行きの列車の中、着古したLEEのデニムジャケットには、さよ子の髪のマシェリの匂いが染み付いていました。
僕はふるさとを捨てました。
上京後、さよ子から2通手紙が来ましたが、

僕はその手紙の返事を返していません。

 

手荷物はギターと煙草と後ろポケットに入れた文庫本、矢沢永吉「成り上がり」。それだけあればOKでした。

 

東京についた僕は、下宿先のアパートがある代々木駅に向かいました。

そして代々木駅の駅前で初めて食べたラーメンは僕にとって夢の味、はじまりの味となりました。

 

あれから三年。。
この試される大地、東京で起きた様々なこと、

いいことも悪いことも、全てが僕の栄養となっています。

 

その後、風のたよりで聞いた噂によると、さよ子は保育士の道に進み、この春、妊娠をきっかけにめでたく入籍するそうです。

 

相手は僕にフォークギターを教えてくれた、電気屋の長男房、健三です。
あいつなら大丈夫でしょう。子供の顔が楽しみです。

 

あきらめの悪い僕は、もう少し。

もう少しだけ、この地で夢を追いかけてみようと思います。

 

 完 

 

と、いうのは嘘で全部フィクションです。 すんません。

 

メルカリ出品中 笑

https://item.mercari.com/jp/m57389413600/ 

 

おわり